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メンテナンスは、車を安全・快適に使い続けるうえで非常に大切です。しかし、「いつメンテナンスしていいか分からない」「ついつい後回しにしてしまう」という方は少なくないのではないでしょうか? そんな方は、まず日常の中で行える手軽な点検法を試してみましょう。
エンジンをかけた際にスムーズに始動・回転するか、始動中・アイドリング中に異音がないか確認しましょう。異音は「キンキン、カンカン」といった金属音や「ゴロゴロ」と重たい音など、エンジンの状態によってさまざまなものがあります。また、加速の際にアクセルペダルに引っかかりがないかも注意してください。
エンジンをかけたあとにブレーキペダルを踏み込んだとき、ペダルが沈む感覚に注意してください。いつもより固かったり柔らかかったりといった違和感を覚えた場合は、ブレーキに異常があるかもしれません。
レバータイプとペダルタイプのサイドブレーキがありますが、どちらも「引きしろ」「踏みしろ」に注意してください。いつもよりも多すぎたり、少なすぎたりした場合、サイドブレーキが正常にかからない可能性があります。
ワイパーの低速・高速の各動作がスムーズに行われるか、拭きムラがないかなどを確認します。から拭きするとガラスを傷つけてしまうので、必ずウォッシャー液を噴射してからワイパーを作動させるようにしましょう。この際、ウォッシャー液の噴射の向きや高さが適当かも確認します。ワイパーのゴムは劣化しやすい消耗品なので、年に1度程度は交換しましょう。
車にはヘッドライトやストップライト、テールライト、ウインカーなど、多くのライトが付いています。これらのライトは周囲を照らすだけでなく、走行中に他車とコミュニケーションするためにも欠かせません。点灯の有無を確認するとともに、レンズに汚れや損傷がないかも調べておきましょう。
タイヤの注意点は大きく分けて3つあり、「空気圧」「亀裂・損傷・異物」「溝の深さ」についてひとつずつ確認していく必要があります。空気圧はタイヤの接地部のたわみ具合で確認しましょう。亀裂・損傷・異物(釘や石)がないか、溝の深さが十分かは目視でチェックしてください。
溝の深さは、法律で決められたタイヤの使用限度(溝の深さ1.6ミリ以下)を示す「スリップサイン」で判断します。スリップサインとは溝のある突起のようなもので、タイヤがすり減るにつれて徐々に見えてきます。スリップサインによって溝が途切れるまでになると、危険信号です。
エンジンに付いているオイルゲージを抜き取り、まず付着しているオイルをキッチンペーパーなどで拭き取ります。その後もう一度ゲージをいっぱいに差し込み、再度抜き取ってオイルの付着量を確認しましょう。ゲージの先端に付いている2本のライン、もしくはギザギザした部分の目印の中間にオイルがあれば問題ありません。それよりも下側の場合は補充し、汚れている場合は交換しましょう。
バッテリーの液量が「UPPER」と「LOWER」の間にあるか、車両を揺らすなどして確認しましょう。バッテリー液は腐食性が強いので、体、衣服、車体などに付着しないよう注意が必要です。ちなみに、一度バッテリー切れを起こしたバッテリーは、性能が著しく低下します。そのようなバッテリーは早めの交換を心がけましょう。
ブレーキオイル(ブレーキフルード)の点検は、リザーバータンクで行います。リザーバータンクは運転席の前方、比較的上の方にあるプラスチック製のタンクです。白色半透明のタンクのMAXラインとMINラインの真ん中に油面があれば問題ありません。それよりも減っている場合、ブレーキパッドという部品が消耗しているか、ブレーキオイルが漏れている可能性があります。
冷却水の点検は、ブレーキオイルとは別のリザーバータンクで行います。ラジエーターのそばにある、キャップに「冷却水」「COOLANT」と書かれているタンクです。外側から冷却水の量がひと目で分かるようになっており、この冷却水の量が上限ラインまで入っていれば問題ありません。下限ラインに近いかそれより少ない場合は、冷却水を補充してください。
もしお車に何か問題がありそうな場合は、お近くのロータスクラブ東京加盟店までお早めにご相談ください!